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キャラクター紹介


SEDZキャラクター雷ちゃん(らいちゃん)

SEDZ のシンボルである「雷(らい)ちゃん」の生い立ちです。

祖先は中国シルクロードの要衝にある敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)第249 窟の絵画に、お釈迦様を守る雷神として描かれ、それが仏教と共に日本に伝わり、京都にある三十三間堂には木彫りの彫像となって千手観音を守っています。江戸時代に入り、俵屋宗達が屏風絵として風神・雷神を描き、現在は国立京都博物館に展示されています。
雷神は頭に鹿のような角が2 本あり、髪の毛が逆立ち、顔は怒りに震え、腰布を巻き、雷鼓を打ち鳴らすバチを両手に持って雲に跨っている様で、敵を威喝しています。雷神はその名の通り「雷」で、自身の起こした静電気で頭髪が逆立っています。
「雷ちゃん」は襖絵の雷神をモチーフにし、SEDZ を首に下げています。静電気が起きないので、頭髪は逆立っておらず、先代の林家三平風になっています。武器の稲妻が無くなり威嚇できなくなったので顔が柔和になってしまいました。静電気が起きないので「?・?」と理解できないでいます。
現在巷では雷と鬼が混同され、雷は鬼の格好で描かれたり、ユルキャラになっています。鬼は江戸時代以前までは形の無い想像上の悪霊でしたが、何かしら形があった方がいいと考えた人が擬人化を考え、風水の鬼門である「丑・寅」の一部を人間に移植しデフォルメしたものと言われています。鬼は、頭には牛の角2 本、腰には虎柄の革パンツを履いた姿が正式とのことで、パンツは豹柄ではありません。雷と鬼とは似ていますが、ルーツが全く異なります。もう解散したグループが、舞台で演技する際に鬼の格好で雷を演じ、視聴率が抜群の番組だったため、いつの間にか雷=鬼になってしまったようです。(諸説あります)